ブルネロ・クチネリ　ショルダーバッグ
　商品詳細 クチネリのショルダーになります。
ミラノ取引上上場との事でこのようなモノつくりの姿勢が今後どうなるのか、新しい株主の意向でブランドビジネスに走り素材の重要性をどこまで求めるのかについて今後はこういった素晴らしいレザーは使われなくなるだろうと思い個人的にかなり高額ですが購入。
自分の作品にも反映させようと考えましたが細部へのこだわりが強すぎるのでやはり名前がないと理解されない（私も買った後に知ったこともあります。）点から、分不相応なアイテムでもあり財布の事情もあり手放します。中古ですが外で使用したのは一度限りです。
レザーはカーフを貼り合わせてますが店員さんも説明しない点で実は裏革を内側に使っているので一見貼り合わせであることは理解できません。わざわざこだわりを強調しない姿勢も、見る人が分かればいいという考え方もあるかと思います。私も最初は値段見て驚きましたが確実に真似できない良さがあると認識してます。
カーフ貼り合わせについては、使い込んだ後の耐久性や質感、採算度外視の姿勢からここまで贅沢に製作したのであろうと推測します。
表情はシュリンクでなくスムース革であり色も中間色（ライトグレー）のため一見しても、画像でも良さが直感的には伝わりにくいです。一方で質感、特にコシが抜けつつも繊維が緩まないしっかりなめされたカーフの質感や合わせやすく飽きの来ない色味に、長期的な魅力と価値があるかと思います。糸や裏地なども純天然繊維を使うことで耐久性を気にする、日本製にはない風合い重視の考え方を感じます。
長くなりましたがこだわりのある方にオススメしたいです。